初彼 -ハツカレ-




「でね?

新田先輩が言ったから自信ついたんだって」


『そっか、木積は気持ちで負けると

攻めの気持ち忘れるから市丸とはいいかも。』


「部長も今度の試合見に来るんでしょ?」

『何で知ってんの?』

「新田先輩が言ってたんだぁ〜」

『なるほど。

………てかさ…。』


「ん?」


『その、……。

必要以上に話さなかった……よな……。』


「え?」


何でそんな事訊くんだろ。



『慎悟と、……。』

「話してないよ?」

『そっか、…ならいいや』

「?」

『何でもない』



何なんだろ。




部長とはもぅ少し電話を続けていた。


時々あくびをしているのか、

変な音がしているし、

あくびしながら話していて

声がぐにゃぐにゃになっている。


「寝ないの??」

「あぁ人待ってるから」

「??」



「部活の人??」


「そ、部活でノート作ってて

そのノート取りにくんの」


「へー大変だねその人」


「まぁソイツサボり魔だからな;;

大変とかマジで無関係だな」


「そんな人なのー??」

笑いながら訊くと

部長も笑いながら「本当」と言った。







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