初彼 -ハツカレ-
「俺試合、市丸先輩と組むよ。」
「え……??」
少し自信が見える木積くんの顔。
「どうして!?」
「新田先輩が……」
「?」
「新田先輩が自信を持てって、今の木積なら通用する他の3年と組まして後悔するより自分で選んだ木積と組んでまけたほうが後悔しないだろって、先輩と組むことをプレッシャーにするんじゃなくて自信に換えてみろって……強く言われたよ。」
最後に木積くんは、
「だから組むことにした。
後悔はしない。」
って強く言った。
「そっか!! 頑張ってね」
本心で言ったよ。
だって大切な友達の悩みが
消えたんだから。
市丸先輩はいつも通り、
不安なんて無さそうで堂々としている。
木積くんの事を認めていなかったら、ペアに誘ったりしないよね。