初彼 -ハツカレ-
「おはよー…って久実どーしたのその顔;;」
朝の初っぱなにそぅ言ったのは飛希。
「クマ凄いよー??」
「あはは…;; 昨日全然寝れなくて…;;」
昨日部長との電話を終えてから
すぐに寝ようと思って
布団の中に入ったんだけど
全然寝れなくて
多分睡眠時間は3時間くらい。
「珍しいねー」
「だよね;;」
「朝からあくびが止まらないよー」
「授業中寝そうだね」
「絶対寝る;;」
「あ、木積くん」
「え??」
飛希が指差した方向には
いつも通り気だるそうにしている木積くん。
「木積くんおはよー」
「はょ」
飛希も最近木積くんと
積極的に話すようになってきた。
「木積くん久実見てー♪」
と言って飛希があたしの顔を
掴んで木積くんに見せる。
「………ひで…;;」
ボソッと言った木積くん。
木積くんは顔をしかめて
本気で言ってるみたい。
そんな木積くんに「酷いッッ」と言うと
飛希が隣でゲラゲラ笑っていた。
本当に酷いよ。
あれから彩貴にも笑われたし、
先輩にも笑われたし誠吾くんにも笑われた。