初彼 -ハツカレ-
でも実は違ったみたいだ。
「各ペアで何試合目か確認して
俺に言いに来て」
「「「「「「「はい!!」」」」」」」
「久実」
「彩貴…;;」
部員全員がここにいるから
彩貴が見つからなかった;;
「あたし達けっこう早いよ」
「ほんとだぁ…」
試合は3試合目。
アップしてたらすぐかも…。
柔軟してランニングしてダッシュして
彩貴と一緒に話しながら素振りして…
最後にまた柔軟してから試合に臨む。
「市丸先輩、
小泉・岩本ペアは3試合目です」
「わかった。頑張って」
「はい」
市丸先輩に報告しに行って
彩貴とアップしに外に出た。
今日は出場校が少ないから
早く終わるかも…。
「初戦の相手見た?」
「見てないけど…?」
「あの私立の高校だったよー」
「え!?本当!?」
「本当~」
あたしと彩貴がニヤニヤしているのは
その高校は弱い事で有名だから。
有名な進学校で勉強中心の高校で、
履歴書のために
部活動をしている高校だから。
「でも気を抜くなよ」
「市丸先輩!!」
「木積くんも」
「気を抜いて
もし次が強豪校だったら負けるぞ」
「ですよねぇ~;;」
「流れを掴むためにも
気を抜くなよ」
「「はい!!」」
「頑張って…」
「うん!木積くんも!!」
「頑張ってね」
あたしと彩貴がそぅ言ったら
木積くんは少し笑った。