BLACKSTONES
「とぼけんじゃ…「やめろ、リタ」」
ルカが俺を止めた。
「人違いだ。似てるだけだ。俺もあの日、やつを見た。やつは赤毛だったが、彼女は黒髪だ」
…ほんとだ……黒髪にショート……あいつは赤毛にロングだった…でも…顔と声がかなり似ている…
「名前は?」
ミントがそいつの肩をたたき聞いた。
「…ナル…」
「ナル?よろしくね。あたしはミント。この茶髪のチビがリタ。で、このかっこいいのはあたしのカレシのルカ!!」
「よろしくね、ミント、リタ、ルカ」
ナルはミキに説明を受けてから、俺達のとこれにやって来た。
「ナル、さっきは勘違いして…ごめん」
「ううん…あたしよく勘違いされるの。…あたしと…よく似ている人がいるみたいで……」