BLACKSTONES
「似ている人?」
「うん…ハートを狙う組織ってゆう噂もある。」
ナルはコートを脱ぎ、ソファーに座った。
「…ねえ」
「ん?」
「あの二人、ずいぶん仲いいね」
ナルの視線の先を見ると、イチャイチャなルカとミントがいた。
「あれは日常茶飯事。俺がいんのにお構いなしにいちゃつくんだ。よかった。話相手ができて」
「日常茶飯事…リタも大変なんだね」
ナルは苦笑いをして、本を捜し出した。
「何探してんの?」
「うん…あたしに似た女の子の……」
ナルは敵の組織の本を見つけペラペラとページをめくっていく。