俺様王子と秘密の時間
あたしが、千秋のモノ……?
そんな大胆な台詞に頭のてっぺんから足の爪先まで電流が走ったみたいだった。
「聞いてんのかよ?」
ポカーンと口を開けたまま、あたしの頭の中にはクエスチョンマークが浮かんだ。
開いた口が塞がらないとはきっとこのことだ。
その言葉の意味があまり理解出来ずにいた。
あたしと千秋はお互いの気持ちを直線的な言葉で口にしたことはただの一度もナイんだから。
「素直になれよ?」
あたしの顔を覗きこむ。
なにか反論してやろうと思ったけど頭が回らず、あたしはまるで魚にみたいに口をパクパクさせる。
なのに千秋は顔を傾けて、ちょっと顎を突きだして挑戦的な笑みを浮かべた。
「言わせてやるって言ったよな?“オレが欲しい”って」