俺様王子と秘密の時間


冷めてしまいそうになった熱は、そんな言葉のせいで再び身体の奥底から沸き上がった。

あたしは一人で動揺してるっていうのに千秋は涼しい顔をしてニヤッと笑った。


ベットに片手をついてあたしの方へ身を乗り出す。

ギシッ……とベットが軋んだ。



「忘れたとは言わせねぇよ?」


なんて言いながら顔を傾けてあたしの瞳をまじまじと覗きこむから、思わずピクリと肩があがった。




千秋の思考は何を考えているか全くわかんない。

そしてあたしの血圧が一気に上昇して、自分の中でプツッと何かが弾けた。




「わ……わかんない……!千秋がなに考えてんのかあたしにはわかんない……」

「は?」

「誰でもよかったんでしょ……?それがたまたまあたしだっただけで、エッチなことしたいだけじゃない……」


みるみるうちに涙腺が緩んでいく。

 

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