思い出に変わる時・・・・
ピンポン”


「おはよう~」


今まで大嫌いだった朝が大好きになっていた。


朝一で藤田に会えるから・・・


学校に行くまでの細い道・・・


おはようのkiss


「昨日大丈夫だった?」


「うん、あれからちゃんと勉強したよ~」


「そうなんだ・・・大変だね。」


「夜の電話はちょっとの間できないかも・・・」


「・・・うん分かった。」


私は分かりたくなかったけど、分かったと答えざるを得なかった。


「じゃ~」


教室が別々な事・・・


階が違う事・・・


学年が違う事・・・


そんな事に腹が立つ。


ずっと一緒にいるのに、もっと一緒にいたい・・・


私は1時間目から体育。


着替えるのすらわずらわしい・・・


「菜緒~」


彼が運動場に向かって手を振っている。


移動教室で、運動場から見える席に彼の姿があった。


「やった~」


1時間目のわずらわしい体育だってがんばります~


私はチラチラ藤田を見ながら体育をしていた。



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