君へのラブソング

結局、片付けも陸がしてくれた。なんて、優しいんだろう。

そんな彼の優しさに甘えるあたし。…これでいいの?


この前の検診のときのエコーの写真をあたしは視界を滲ませながら見てる。

少しだけ人間らしいカタチになってる、我が子。このとき確かに、彼女は心臓を動かしていた。

生まれることさえも出来ずに亡くなった赤ちゃん。
あなたは一体、どんな顔だったのか?どんな声で泣くのか、今はもう知る術はない。

「…美奈。」

肩がびくんと小さく震えた。視界を移すと、スエット姿で頭には真っ白なタオル…お風呂から出たばかりの陸がいた。
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