うちのおネコ様
「遠い親戚なんです。」
ルディは高田のおばさんに紳士的な態度で、はじめましてと挨拶をした。これには高田さんもびっくりしたらしく「まあー日本語お上手ねっっ」と声を張って、ターゲットを私からルディに変えて食らいついてきた。
・・・なんだかルディの態度が変だ。
さっきまで「あーミコ!ご飯がおいしいよ!」とか「ミコ、あれは何?ボクもあれが欲しい!」とか散々子供のように目をキラキラさせて街を歩いていたのに、高田さんの前にきたらコロっと態度が変えてしまった。それ所か、オバサンの弾丸質問攻めトークにも1つ1つ丁寧に彼は答えていた。
ていうか、そんなちゃんと流暢な言葉もしゃべれたんだ・・・。
人もネコも外見で判断してはいけない。
意外だなあと関心しつつ、ちょっと我が家のペット自慢?!のような気持ちで私は鼻が高くなった。
高田さんは、「うちにねっ、リリィちゃんて可愛いネコちゃんがいるのよっ。あ、ネコはお好き?良かったら、あがってお茶でもしていかない!?」
オバサンパワーが炸裂しもうすぐルディの手を引っ張って自分の家に引きづりこむのではないかと思ったその時。
私より20センチぐらい大きなルディは、私の肩をすっと抱き寄せて、かがんで私の顔の真横に自分の顔をもってきた。
「すみません、今日はちょっと美子の体調がよくなんです」
耳には彼の息がかかり、私は突然触れられたその手や分厚い胸筋におもわず声を出しそうになったが、高田のおばさんがいる前で怪しまれてはいけないと思い、ぐっと我慢した。
そして、「外人ですから。この位のスキンシップが通常です」といわんばかりに無理やり笑顔を作った。
昨日のハルといい、ルディといい・・・猫ってのは生まれもってのプレイボーイなんだろうか。女の子のエスコートの嗜みはどこで習うんだ。
高田さんは「あらそう~;残念」と呟くついでに、私に「お大事にね」と残し、私達が来た街の方へと去っていった。
ルディは高田のおばさんに紳士的な態度で、はじめましてと挨拶をした。これには高田さんもびっくりしたらしく「まあー日本語お上手ねっっ」と声を張って、ターゲットを私からルディに変えて食らいついてきた。
・・・なんだかルディの態度が変だ。
さっきまで「あーミコ!ご飯がおいしいよ!」とか「ミコ、あれは何?ボクもあれが欲しい!」とか散々子供のように目をキラキラさせて街を歩いていたのに、高田さんの前にきたらコロっと態度が変えてしまった。それ所か、オバサンの弾丸質問攻めトークにも1つ1つ丁寧に彼は答えていた。
ていうか、そんなちゃんと流暢な言葉もしゃべれたんだ・・・。
人もネコも外見で判断してはいけない。
意外だなあと関心しつつ、ちょっと我が家のペット自慢?!のような気持ちで私は鼻が高くなった。
高田さんは、「うちにねっ、リリィちゃんて可愛いネコちゃんがいるのよっ。あ、ネコはお好き?良かったら、あがってお茶でもしていかない!?」
オバサンパワーが炸裂しもうすぐルディの手を引っ張って自分の家に引きづりこむのではないかと思ったその時。
私より20センチぐらい大きなルディは、私の肩をすっと抱き寄せて、かがんで私の顔の真横に自分の顔をもってきた。
「すみません、今日はちょっと美子の体調がよくなんです」
耳には彼の息がかかり、私は突然触れられたその手や分厚い胸筋におもわず声を出しそうになったが、高田のおばさんがいる前で怪しまれてはいけないと思い、ぐっと我慢した。
そして、「外人ですから。この位のスキンシップが通常です」といわんばかりに無理やり笑顔を作った。
昨日のハルといい、ルディといい・・・猫ってのは生まれもってのプレイボーイなんだろうか。女の子のエスコートの嗜みはどこで習うんだ。
高田さんは「あらそう~;残念」と呟くついでに、私に「お大事にね」と残し、私達が来た街の方へと去っていった。