うちのおネコ様


「ルディ?わたし、元気だよ?」

肩を抱かれたまま、隣りにいる長身の男性を見上げて言った。


「うん。知ってるよ。」



彼はそういうと


昼間の時とはまたちがった笑顔で


優しく美子に微笑んだ。





もうすぐ私達のお家に着く。




ルディは私の肩を抱いたまま



さっきよりもゆっくりと歩きはじめた。






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