Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜
到着した、何もないはずの広場には
屋根のついた、ミスコンよりも
少し大きめのステージと
「え…なんで…?!」
「桑島さん、知らなかったの?!」
「知らない!
だって私も朝から
ショーの準備で走り回ってたし…!」
ステージの上では男の人たちが
ガムテ持って、しゃがみ込んだり
あちこちでたくさん、走り回ってて…
その真ん中で
声をあげているのは ―――
「マ…マキちゃんの、お兄さん?!」
ユリちゃんの声に
その人は 振り向いた
「――― おう!!ユカ!ユリ!!
お〜!ここのあぶねえからさあ!
もう裏に持ってっとけや!」
「う〜〜ッス!!」
「了解〜〜〜ッス!!!」