キスに恋して…最終章
直哉の鞄の中にはもうチョコレートらしきモノが入ってる


パッケージはハートマークで小さな箱


直哉は私には言わず隠したまま歩いていく


私が気付いてないとでも思ってるのかな?


イヤな気持ちで教室に入り、私は良平が来るのを待った


今日の教室は何故かソワソワしている


バレンタインデーだから仕方ないんだけど


ガタン


椅子の動く音に顔を向けた


「あ、おはよ…」


良平だぁ〜


「お、おう…」


良平はもう麻衣ちゃんから貰ったのかな?


いきなり話すのも変だし、チョコレートなんて渡せない





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