キスに恋して…最終章
良平は何も言わずに、一番近いホテルに向かった


ドキドキしっぱなしの私


それが、全く別の意味で違うドキドキに変わったのは、良平がホテルに入った瞬間だった


方向音痴の私はどの道を通ったのか全くわからなかったが、良平が車を入れたホテルは、浩ちゃんといつも来ていたホテル…


そこは道路を挟んで2つのホテルがあり、1つはビルのように何階もあり、下でパネルを見ながら部屋を選ぶタイプ


そしてもう1つは、全てが一階で車を入れるとシャッターが下りてそのまま、後ろのドアから部屋に入るタイプ


浩ちゃんとは両方のホテルに入っていた私


嘘でしょ?


どうしてココなの?


そう思いながら車を止めてシャッターが下りるのを待ち、良平の後に続く





< 338 / 433 >

この作品をシェア

pagetop