僕のお姉ちゃん
「お姉ちゃんね……」

「うん」



そこからは

何が起きたのかよくわからなかった。


口で息ができなくて、苦しかった。

目の前に綺麗なお姉ちゃんの顔があった。

お姉ちゃんの、腕の中にいた。



僕は、身動きもとれずに、ただ目を見開いていた。



しばらくして、口の中に空気が流れ込んだ。

そこで


お姉ちゃんに、キスされた、と気付いた。



「……我慢、できない」



お姉ちゃんの震えた声が、耳に響いた、と同時に



ベッドに押さえつけられていた。




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