MARRIAGEABLE─お年頃─
今回が初めてじゃない。

今までも何度か行った事はあった。

ここにいるみんなは、私がお見合いパーティーに行ってる事を知っていると思ってたから、タケトが知らなかった事に驚いた。

「ちょっと、ユミさん!?」

「何よー」

タケトは何故かユミを呼び、

「俺、聞いてないんだけど!」

怒った様に言うと機嫌が悪くなった。

「言ってないからね~」

意地悪くタケトに言い、フフンと鼻で笑ったユミは小悪魔に見えた。

「なんでタケトが怒るのさ?
ひょっとしてアンタも行きたかったとか?」

言ってタケトに視線を移すとそこにタケトは居らず、タケトは素早い動きでユミの隣に座り込み話こんでいた。



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