【甘甘短編】俺様彼氏の危ない罰ゲーム!?
「黙れチャラ男!」



何となくスッキリした私は、チャラ男を突き飛ばし席についた。立ちっぱなしだったからか、椅子に腰掛けると少しは、楽になった気がした。



は~裕斗もなんで罰ゲームなんてするかな?俺様だし!女タラシだし!



でも、好きなんだよ!振られないように尽くすのはイヤだけど。



「ね!」



チャラ男が、椅子からチラチラ私を見てくる。だけど、私は、シカトシカトシカト。



「ね!」



「しつこいな!何!?」


「うん!名前教えて?」



なんで上目遣いで見てくんのよ!



「……る……静留よ!」



「可愛い名前だね!」


チャラ男は、そう言うとにっこり笑った。
不覚にも可愛いって思ってしまった。



良く見ると、チャラ男はかっこいい。ヤンキーに一見見えるけど、笑った顔は可愛かった。



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