満月の銀色ススキ
いつの間に経ったのだろうか。
辺りは薄暗さを帯びていた。
望月を見送ってしまって、ふとススキはそれに気付いた。
するりと黒いものが肩口を通り過ぎた。
ススキは素早くそれを掴み、握り潰す。
(魑魅魍魎が動き始めた…)
ススキはそう心の中で呟いた。
小さなものが動き出したと言うことは、力を持った大きなものが出て来るのは時間の問題だ。
ましてや、今はお盆。
霊的なものが強くなる時期だ。
その時間が早まるのは考えられない内容ではない。
ススキは脚に力を込めた。
すとん、と地面に足が着く。
それと同時に駆け出していた。
辺りは薄暗さを帯びていた。
望月を見送ってしまって、ふとススキはそれに気付いた。
するりと黒いものが肩口を通り過ぎた。
ススキは素早くそれを掴み、握り潰す。
(魑魅魍魎が動き始めた…)
ススキはそう心の中で呟いた。
小さなものが動き出したと言うことは、力を持った大きなものが出て来るのは時間の問題だ。
ましてや、今はお盆。
霊的なものが強くなる時期だ。
その時間が早まるのは考えられない内容ではない。
ススキは脚に力を込めた。
すとん、と地面に足が着く。
それと同時に駆け出していた。