君の笑顔の傍に居させて
水でも飲んで呼吸が止まっているかと思ったけど、ちゃんと呼吸しているので、どうやら意識を失っているだけのようだった。

一応、怪我等してないか体を確認してみたけど、怪我もしていなかった。



「……じ……」



また聞き取れなかったけど、彼女が何かを呟いたので、顔を見てハッとする。



瞳から零れ落ちる涙を見てしまった。


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