君の笑顔の傍に居させて

「僚二の事、忘れられない。私が忘れたら、僚二が独りぼっちになる」



罪悪感だけじゃない……美雪の優しさを感じた。



俺だって忘れられないさ。

俺を慕ってくれてた、可愛い弟分だった僚二。

だからって現実的には、冷たい言い方かもしれないが、四六時中あいつの事だけ考えてる訳にはいかないだろ?



だから……。


< 259 / 379 >

この作品をシェア

pagetop