謝罪人　Kyouko
車は、高速道路を走っている。

高速を走らせて十分ほど経つと、車窓から、いくつもの高層ビルが見えてきた。
ビルとビルの間を走らせて、インターの料金所を通りぬけると、すぐに宿泊するホテルがあった。

車がホテル前に止まった。

ホテルは、三十階建てだった。

中居と恭子が車から降りると、ベルボーイが出迎えにきた。

恭子は、小型のスーツケースを持っていた。
ベルボーイが、スーツケースを持とうとしたが、恭子は断った。

ホテルの中に入ると、恭子はロビーで待たされた。
中居は、フロント係りと話をしている。

中居が話を終えると、恭子の所に戻ってきた。

「２２０９が、あなたの部屋です。では、行きましょう」

中居は、恭子に客室のカードキーを渡した。
その後、周りを見渡しながら恭子をエレベターへと案内した。












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表紙・目次

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