もしも僕に。


朝。

今日も晴天。
だけどまだちょっと、寒い。


「お母さん、おは──」

リビングには誰もいなかった。

「…そっか。仕事…」



クロワッサンをちぎって食べて牛乳を一杯飲む。

テーブルの上には三万円。

金額を見れば、しばらくは家に帰れないことが把握できる。

前よりも家に帰ってくる回数がだいぶ減っている。


私は一万円だけ財布に入れ学校に向かった。




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