もしも僕に。


え、え…?

「みゆちゃんから貰えるとか本当ビックリ!うわ、かなり嬉し…」

そう言って綺麗な手で口元を隠した。

「い、いる…?」

「え、くれないの!?」

「や!え?違っ」

「みゆちゃん面白い」

南桜はクスクスと笑った。

「うるさいよ!…はい、チョコ…」

「ありがとう」

満面の笑み…。
本当可愛いなぁぁあ…。

「うん。じゃ…」


私は小走りで自分の教室へ戻った。



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