女の子のカラダ。

朝の騒がしい一日の始まりからすでに放課後になった。

いまだに引きずりながら歩くあたしにときどき心配してくれる高遠君。


放課後も一緒に帰るのかな?って思ったから一応聞いてみようかと
思ったけど…やっぱり止めといた。

なんかずうずうしいし…。


頼って…って言われても、どうやって頼っていいのか分からないし、

怪我だって人に頼ってまで重症ってなわけでもない。


どうこう悩んでしまっているあたし。

うーん…。

やっぱどうにかして帰ろ…



「小松!」


後ろからあたしの名前を呼ぶ声がした。

こんな爽やかな声、聞いて一瞬で分かっちゃう。


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