永遠の片想い

 いじめられた、過去のせいか、同い年の男の子に警戒感が出て、あまり話しが出来ない。


 「ソラは年上が合ってるよね。」


 「中学で、いじめられたせいか、タメの男の子て怖いんだ。それなのに、大翔くんはそんな事なくってさぁ。優しく接してくれて、話しをして、話しを聞いてくれて。一緒に笑って、どんどん、私の心を開いてくれて、いつの間にか私の心に住み着いていた。毎週バイトの日までが、待ちどうしくて、毎日の電話に心が温まって、もう、大翔くん以外にいないし、大翔くん以外考えられないんだぁ。」


 今までの気持ちを新ためて、声にしたせいか、気が付いたら、頬には涙が流れていた。


 悲しいんじゃなくて、悔しいじゃなくて、初めて、好きになった人を思って、流した涙。


 こんな涙があるなんて、初めてしった。
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