永遠の片想い

 溢れ出した思いは次から次へ涙になり、気付いたら、マナも一緒に泣いていた。


 「ソ…。…。ソラ…。なっ…泣かないで~。マナ、ソラ…の気持ち分かったから…。」


 自分の事じゃないのに泣いてくれるマナに、私の涙が余計に止まらない。


 「マナ。大翔くんの事取らないでね。好きにならないで!!」


 公園のベンチに座り、抱き合って2人で泣いた。


 空は綺麗なオレンジ色をして、公園の池をオレンジに染めていた。
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