永遠の片想い
次の日の日曜日は月に一度の売り出し日だった。
この日はいつもの5倍のお客様で賑わう日で、私は朝からバタバタと動いていて、大翔くんと話すヒマなんてない。
「ソラちゃんこれ、5個づつパックに詰めて。」
「はい!!」
店長から回って来た、唐揚げを急いでパックに詰める。
詰めた商品を今度はラップと値札をつける機械に持って行く。そこを担当しているおばあちゃんから、
「ソラちゃん。これ機械には通せないから、手でやって。」
「えっ…。手でですか?」