永遠の片想い

 猫舌の私は火傷しないように、注意しながら口をつける。

 「そんなに慎重にならなくても、いいじゃん。」


 隣でお茶を飲む大翔くん。


 「うるさい!!仕方ないじゃん。猫舌なんだから。」


 プクッと頬を膨らませながら、コーヒーを飲む。


 「あつっっ…。」

 思いのほか熱かったコーヒー。


 「意味ねー。」


 大きな口を開けて笑う大翔くん。


 「だって、熱かっただもん。」


 さっきより慎重に口を付けて飲んだ。
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