永遠の片想い

 こっちに、顔を向けていた大翔くんが、何かに気づいたように、そっと私の左頬に手を伸ばす。


 「ソラ、左頬どうした?」


 「えっ…。」


 「誰かに殴られたみたいに、赤くなっている。」


 さっき、男に殴られたところは、どうやら赤くなっていた。


 何があったか、大翔くんには知られたくない。いくら最後まで、されなかったとゆっても…。
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