アキバ特捜部!? 犬インフルぱにっく
「ちょっとミエミエじゃないか」

ヨースケは画面をちらっと見ると、

ナツの様子を気にしながら言った。

「みんなェレムさんを疑ってるンです?」

「そうだよ」

ミキは面倒そうに言った。

「ョースケさんも?」

ナツはちょっと弱気そうにヨースケを見る。 

「俺は……」

ヨースケはナツを困ったように見た。

「この優柔不断のカッコツケ。

 ナツが大事ならちゃんと言えよ」

ミキは椅子に蹲ったまま、

ヨースケの椅子を蹴った。

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