嘘で隠された現実(リアル)
全員の視線が、朱月に集まる。

朱月は少し驚いていたようだが、すぐに表情を和らげた。


「打ち上げに‥俺が参加しないわけには、いかねぇよな」


「決まりだな!」


彗ちゃんが、星に視線を向ける。

星は目が合うと、小さく頷いた。

2人の以心伝心といった様子には、大きな衝撃を受けてしまった。


「判ってるわ。着替える前に連絡しておくから、着替えたら通りに出て待ってて」


「了解♪」


「それじゃ、行くよぉ天音」


「あ、うん」

ドアを開けて出ようとする星を追うように、私もドアに向かう。


「天音」


「え?」
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