嘘で隠された現実(リアル)


「うおぉーっ!すっげ!料理ってどんなのが出るのかと思ってたけど、やっぱさすが神楽ちゃんの家だなぁ♪」


運ばれてきた豪華な料理に、彗ちゃんは飛び跳ね、歓喜の声を上げる。

それに合わせて、まだ濡れる髪から僅かに雫が飛んだ。


「彗先輩‥本当に俺より年上ですか?」


「彗、お前なぁ…」


朱月が恥ずかしそうに頭を掻けば、真綺さんは楽しげな笑い声を響かせた。


「喜んでいただけたみたいで良かったです。今回は立食形式でフレンチ、イタリアンを中心にご準備しました。皆さんだけで、存分に楽しんでくださいね」


「ありがとうございます」


私が小さく頭を下げると、真綺さんはニッコリと微笑んだ。


「星さん、私は下にいます。何かあれば内線で…」


「うん。ありがとね」


星の笑顔を見ると、真綺さんは音も立てずにドアを閉め、静かに去っていった。
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