嘘で隠された現実(リアル)
「さてと、天音は何飲みたい?」


ズラリと並んだ料理の端には、飲み物が用意されていた。

しかし、普通の家庭ではまずお目に掛かることはないであろうお洒落なガラス製の容器に入っているため、一見判断しづらい飲み物も多い。


「何の飲み物があるのか判んないよ」


私が少し拗ねたように呟けば、星はクスクスと笑った。


「紅茶系はアプリコット、ダージリン、アールグレイ、ハイビスカス、マーマレードレモン、アップルシナモン、ストロベリー・ベリー、カモミールで、アイスとホット両方用意してるから。珈琲は5種だけど、私は飲まないから判んない。それと、オリジナルノンアルコールカクテルで、アップルコット、ピーチスノウ、ベリー・ベリー、オレンジライト、ハイグレープ、ライジンジャー、柚子レモネード‥これは炭酸で割ったりもできるよ♪あとは緑茶、ウーロン、水‥くらいかなぁ?」


「何か‥凄いね」


「そぉ?」

星は共感できなかったようで、首を傾げると、足の長いシャンパン用のグラスに手を伸ばした。

「で、何にする?」
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