嘘で隠された現実(リアル)
「星が綺麗だね」
さすがに沈黙は耐えられなくて、私は誤魔化すように空を見上げた。
「ああ」
「星見てたの?」
「んー、どうだろ?」
朱月も、ゆっくりと空に視線を向けた。
「見てるフリをしてただけかもな」
「は?」
間抜けな声がもれてしまったのは仕方のないことだと思う。
それなのに、朱月は自分に原因があることを棚に上げて、遠慮なく笑った。
「笑いすぎでしょ!」
そう言いながらも、本当は少し‥いやかなり嬉しかった。
事実が『自分のことで笑われている』でも、私が朱月を笑わせているのだと思うと、何だかくすぐったい気分だった。
こんなことでも喜べてしまう自分に、心の中で苦笑しながら、私は朱月の笑いが止むのをただ待った。
さすがに沈黙は耐えられなくて、私は誤魔化すように空を見上げた。
「ああ」
「星見てたの?」
「んー、どうだろ?」
朱月も、ゆっくりと空に視線を向けた。
「見てるフリをしてただけかもな」
「は?」
間抜けな声がもれてしまったのは仕方のないことだと思う。
それなのに、朱月は自分に原因があることを棚に上げて、遠慮なく笑った。
「笑いすぎでしょ!」
そう言いながらも、本当は少し‥いやかなり嬉しかった。
事実が『自分のことで笑われている』でも、私が朱月を笑わせているのだと思うと、何だかくすぐったい気分だった。
こんなことでも喜べてしまう自分に、心の中で苦笑しながら、私は朱月の笑いが止むのをただ待った。