ふたりごと〜最後の夏〜


あれこれ考えていると
わりと早く病室の前に立っていた。




ドアノブを握ると
手の平に冷たさ伝わった。





今の心の中のように
冷たく、無愛想だった…




少し重い扉を開いた…





バンッと言う音と同時に
俺の顔に枕がぶつかった…



「ちょっと急に開けないでよ~」




必死にタオルで身体を
隠してる…




どうやら着替え中だったらしい…




タイミング悪い…



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