好きだっつーの!
カバンを取りに教室に向かい、怜衣からまたあとでと手を振られながら教室を出た。
朝は暑苦しいくらいのジリジリの太陽だったのに外に出てみると、空一面の曇り空だった。
「チャリ持ってくるか・・・」
昨日から置きっぱなしにしていたチャリを持ってこようと、チャリ置き場まであともうちょいというとこで、いきなり目の前に黒いバイクが見えた。
この黒いバイクは・・・・・
『送る』
史哉のバイク。
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