薔薇色アリス

出発





「ロスト」


私とビルは、案の定、椅子に座って待っていたロストの近くに行き、声をかけた。



「アリス、着替え終わったんですね…、ッ!?」



そうするとロストは瞳の中にアリスを映すと、目を見開いた。




「ロ、ロスト…?」



「可愛いすぎですよアリスー!!」




固まったロストを変に思ったアリスは声をかけると、ロストはガバァッとアリスに抱き着いた。
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