宝物
「吉田美咲と申します。平井さんには、高校時代にお世話になりました。」
美咲は自分の自己紹介をした。
すると、裕太の母親は納得したように挨拶した。
「あ~!あなたが美咲さんね。裕太からよくあなたのことは聞いているわ。今回のことも…たいへんだったわね。」
と美咲のことを心配した。

「いえ、私はけが一つありません。でも、私のせいで平井先生が…」
美咲は裕太が目覚めないのは自分のせいだと、責め続けてた。
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