町の片隅で~ファーストストーリー~
「ピンヤァァァ!ウケケケケッ!」
「ぬわっ!」
夢の中で魔物に襲われる夢をみた。
「ウィギャャャ!ゴッシュゴッシュ!あっ…起きたか?」
やはり夢ではなく、頭に草を生やした変な物体に襲われそうになってた。
「普通に起こせないのか!」
「普通だろ。ほら、終わったみたいだから紛れて帰ろうぜ!」
ドアの鍵を外し、廊下に出た瞬間、腰に手をあてこっちを睨む一人の生徒がいた。
「げっ!宮元だ。」
「げっ!じゃない!1年の時もそうだけど、あなた達3年になってもずっとボイコットする気?」
「嫌だなぁ~。そんな怖い顔しないでくれよ。黙ってないで市原もなんか言ってやれ。」
「こいつはともかく、俺は真面目に来てる。それで良いだろ。」
「ともかくってなんだよ!僕は幻か!?」
「その方がいい。」
「その方がいい。」
「ヒィィィ!声揃えて言われたぁー!」
山崎が走ってどこかへ消えても宮元は俺を睨んだままだった。
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