ラブ・スーパーノヴァ
「そうそう、失礼かと思ったけど、そのレポート読ませてもらっちゃった。興味ある題名だったから。すごく面白かった。倫ちゃん、面白い研究してんだね。」
倫は更に絶句した。
「このレポートの内容・・・わかるの!?」
倫は3年生だったが、優秀だったため、4年生のゼミに参加させてもらっていた。内容は高度な生物学のレポートだったのである。
薫は少し笑って言った。
「全部じゃないけど、なんとなくはわかったよ。科学の論文読むのは好きなんだ。」
倫はめまいがした。
「ねえ、まだ授業あるの?お礼にお茶でもご馳走したいんだけど。」
薫が腰をかがめて倫の瞳を覗き込む。
綺麗な顔が間近に迫って倫はどぎまぎした。
倫は時計を見た。次の授業は既に始まっている。
必修の授業ではないし、正直退屈な授業ではあった。
「もし倫ちゃんさえよければ、うちにたくさん科学系の本があるから見にこない?江戸時代の植物学の書物なんかもあるんだよ。」
その言葉に倫は胸をときめかせた。
江戸時代の本!?何それ!見たい!!
「でも・・・私、まだあなたのこと良く知らないし・・・」
少しは警戒をといたとはいえ、さすがにいきなり家に行くのは抵抗がある。
昨日のあの様子じゃ、女慣れしているし、’お礼がしたい’なんて騙す時の常套句ではないか。
倫が疑わしく思ったのを感じ取ってか、薫は言った。
「家にはたくさん人がいるし、毎日いろんな人が出入りしてるから、気軽に来てよ。
車だからすぐだし、帰りもちゃんと送るから。」
車・・・?17歳が運転なんかしていいんだっけ??
薫が指差す方に目を向けると、校門を出たすぐに高級外車が止まっており、そこには運転手と思われる男性が黙って立っていた。
倫は唖然とした。
う、運転手!?こいつ、本当にお坊ちゃんなんだ・・・。
倫は更に絶句した。
「このレポートの内容・・・わかるの!?」
倫は3年生だったが、優秀だったため、4年生のゼミに参加させてもらっていた。内容は高度な生物学のレポートだったのである。
薫は少し笑って言った。
「全部じゃないけど、なんとなくはわかったよ。科学の論文読むのは好きなんだ。」
倫はめまいがした。
「ねえ、まだ授業あるの?お礼にお茶でもご馳走したいんだけど。」
薫が腰をかがめて倫の瞳を覗き込む。
綺麗な顔が間近に迫って倫はどぎまぎした。
倫は時計を見た。次の授業は既に始まっている。
必修の授業ではないし、正直退屈な授業ではあった。
「もし倫ちゃんさえよければ、うちにたくさん科学系の本があるから見にこない?江戸時代の植物学の書物なんかもあるんだよ。」
その言葉に倫は胸をときめかせた。
江戸時代の本!?何それ!見たい!!
「でも・・・私、まだあなたのこと良く知らないし・・・」
少しは警戒をといたとはいえ、さすがにいきなり家に行くのは抵抗がある。
昨日のあの様子じゃ、女慣れしているし、’お礼がしたい’なんて騙す時の常套句ではないか。
倫が疑わしく思ったのを感じ取ってか、薫は言った。
「家にはたくさん人がいるし、毎日いろんな人が出入りしてるから、気軽に来てよ。
車だからすぐだし、帰りもちゃんと送るから。」
車・・・?17歳が運転なんかしていいんだっけ??
薫が指差す方に目を向けると、校門を出たすぐに高級外車が止まっており、そこには運転手と思われる男性が黙って立っていた。
倫は唖然とした。
う、運転手!?こいつ、本当にお坊ちゃんなんだ・・・。