ラブ・スーパーノヴァ
なぜだか小さい頃から理科が好きだった。
特に生物が大好きで、今は大学で生物生産学というのを学んでいる。
倫は祖母に負担をかけたくなかったので、大学に行かず働くつもりだった。
しかし、キヨはそれを許さず、お前の好きなことをやれと言って貯金を使うと言い出した。
倫はそんなことはさせられないが、大学に行きたい気持ちはなかったわけではなかった。そんな時に高校の担任が奨学生制度を薦めてくれたのである。
倫の学力でそれは可能だったので、大学に通うことができるようになった。
「倫、こっちこっちー」
圭子が待ち合わせ場所の駅の改札で手をふる。
他のバイトの女の子たちも揃っていた。
皆、歳も職業もばらばらで、30歳を超えて見える女性も何人かいた。
「今日はどんなパーティなんですか?」
圭子がリーダーらしき女性に質問する。
「今日は政治家のパーティよ。いわゆる資金集めパーティってやつ。今日はほとんど料理運んだり飲み物持ってたりだけじゃないかな。人数多いから大変だと思うけど、自給も5千円だから頑張ってね」
倫はラッキー!と心の中で飛び跳ねた。
話し相手をしないですみそうだし、時給も高額だ。今日来て良かったと思った。
特に生物が大好きで、今は大学で生物生産学というのを学んでいる。
倫は祖母に負担をかけたくなかったので、大学に行かず働くつもりだった。
しかし、キヨはそれを許さず、お前の好きなことをやれと言って貯金を使うと言い出した。
倫はそんなことはさせられないが、大学に行きたい気持ちはなかったわけではなかった。そんな時に高校の担任が奨学生制度を薦めてくれたのである。
倫の学力でそれは可能だったので、大学に通うことができるようになった。
「倫、こっちこっちー」
圭子が待ち合わせ場所の駅の改札で手をふる。
他のバイトの女の子たちも揃っていた。
皆、歳も職業もばらばらで、30歳を超えて見える女性も何人かいた。
「今日はどんなパーティなんですか?」
圭子がリーダーらしき女性に質問する。
「今日は政治家のパーティよ。いわゆる資金集めパーティってやつ。今日はほとんど料理運んだり飲み物持ってたりだけじゃないかな。人数多いから大変だと思うけど、自給も5千円だから頑張ってね」
倫はラッキー!と心の中で飛び跳ねた。
話し相手をしないですみそうだし、時給も高額だ。今日来て良かったと思った。