流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
オレンジ色に染まっていた外の景色はうす暗い闇の色へと姿を変えていた。
建物の中には電気なんてもちろんついておらず、頼れるのうっすらと輝いている月の光だけだった。
大きな物音の後、2人は側にあったロッカーの中に隠れていた。
何度か前をパタパタと走る足音を聞き、そのたびに、2人はぎゅっと目をつむり、息を殺していた。
「もう、いなくなったかな」
最後に足音を聞いてかだいぶたつ。
小さな声で亜姫に聞くと、亜姫はそっと、扉を開けて外を見た。
「だれもおらんのかな」
そのまま外に亜姫がでる。幸姫も後に続いた。
「まっくらや」
亜姫はそう言うと、幸姫の方に近寄ってきた。幸姫も亜姫の手を握った。
「…はよいこ」
幸姫は頷いて、亜姫と共に走り出した。
建物の中には電気なんてもちろんついておらず、頼れるのうっすらと輝いている月の光だけだった。
大きな物音の後、2人は側にあったロッカーの中に隠れていた。
何度か前をパタパタと走る足音を聞き、そのたびに、2人はぎゅっと目をつむり、息を殺していた。
「もう、いなくなったかな」
最後に足音を聞いてかだいぶたつ。
小さな声で亜姫に聞くと、亜姫はそっと、扉を開けて外を見た。
「だれもおらんのかな」
そのまま外に亜姫がでる。幸姫も後に続いた。
「まっくらや」
亜姫はそう言うと、幸姫の方に近寄ってきた。幸姫も亜姫の手を握った。
「…はよいこ」
幸姫は頷いて、亜姫と共に走り出した。