月の雫 -君と歩む彼方への道-
「レイジュラ……おまえ……」
「何だ、もう終わりか?」
頬に薄い笑みを浮かべると、レイジュラはまたさっと手をあげた。
バリバリバリ……
激しい雷鳴がとどろいて、オレの上に太い雷が落ちる。
(うわ……)
電流を何とか地面に流して、感電を避けた。
(すげえな……)
すさまじいパワーだ。
マジで殺す気かよ。
オレはすでに息が上がっていたけど、呼吸の合間に必死でレイジュラに語りかけた。
「こんなことはやめろ、レイジュラ。
あんたの持ってる苦悩はよくわかる。
そこかから抜け出すすべはあるんだよ。
今のあんたは、片方にフタをされてるために、違う穴から何かが漏れてる、そんな状態なんだ」
「何だ、もう終わりか?」
頬に薄い笑みを浮かべると、レイジュラはまたさっと手をあげた。
バリバリバリ……
激しい雷鳴がとどろいて、オレの上に太い雷が落ちる。
(うわ……)
電流を何とか地面に流して、感電を避けた。
(すげえな……)
すさまじいパワーだ。
マジで殺す気かよ。
オレはすでに息が上がっていたけど、呼吸の合間に必死でレイジュラに語りかけた。
「こんなことはやめろ、レイジュラ。
あんたの持ってる苦悩はよくわかる。
そこかから抜け出すすべはあるんだよ。
今のあんたは、片方にフタをされてるために、違う穴から何かが漏れてる、そんな状態なんだ」