ハンカチ落としましたよ

奇遇の連続2

(これはひょっとして・・・。
ひょっと
するのかな・・・?)


タカシとて男であり、
彼女と別れたばかり。



まさかの事態、
そして展開に、
なぜか浮き足立つ
タカシだった・・・。


その後、
金閣寺を出た二人は
清水寺に移動し、
銀閣寺をまわり
ホテルにチェックインした。



ホテルフロント・・・


「○○タカシ様ですね。
○○○号室です。
こちらカード式の
キーとなっております。」



「はい・・・。」

と言ってキーをもらった。




あれ?


彼女はなぜ
にこにこして
黙っているの
だろうか・・・?


彼女はチェックイン
しないのだろうか?

黙ってニコニコ
している彼女は、
すたすたと
エレベーターの方へ
歩いていく。

その後ろをあわてて
タカシが付いて行った。



エレベーターの中には、
タカシ達の他に
宿泊客が乗っていたので、
タカシはなにも
聞くことができなかった。



○○○号室のある階で
二人が降りて、タカシは
不思議に思ったまま
キーを開ける。


横でニコニコ
微笑んでいる彼女。



でも、タカシも
不思議と気分がいい。



これは、ひょっとしたら。。。




タカシは少し、
よからぬことを考えていた。



これは、
2泊楽しい思いが
できるかも知れない。



恋の痛手は
次の恋で癒されるかも
知れないのは
本当なのかもしれない
と思った。



それが、
ゆきずりであっても
いいじゃないか・・・と。
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