ハンカチ落としましたよ

夢?1

どれだけ時間が
たったのだろう。


タカシは
目を覚ました時

ここがどこか
一瞬わからなかったが、


あ、ホテルだった。



そうだ、
あの彼女は?

と隣を見たら
すでにいない・・・。

あれ?

どうしたのだろうか?

まるで狐に
つままれたようだ。




確かにさっきまで
いたのに・・・。



と思ってあたりを
見回したが、すでに
部屋は暗く、そして
彼女の姿もなかった。



本当に彼女は
この部屋に
いたのだろうか?



それとも最初から
夢だったのだろうか?



結局この京都の旅行は、
最後まで一人で
過ごすことになり、
タカシは京都の
2日目と3日目のことは
ほとんど覚えていない。



それよりも、
その後は彼女の存在が
気になり続けていた。



いったい彼女は
なんだったのだろうか?

なにかあると
目の前に現れる。

それも前の彼女と
別れたあとだ。

そして、
ハンカチを落とす・・・。

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