月と太陽
そのシェフの気づかいもあってか体力は回復したようだ。


野宿の時とは違ってすっきりとした寝起きにエセル自身もとても気分がよかった。


ベッドから下りると大きく伸びをした。


二人はすでに起きていたようで顔を洗ったり、朝食を済ませていたりとサウラーにいつでも会えるようにするべき事を済ましていた。


なぜ起こしてくれなかったのかとエセルが二人に問い詰めると二人は口をそろえて、「起こそうとしても起きてくれなかったから」とキッパリと言われてしまった。


エセルはそんなに自覚がなかったため自分はそんなにも寝ていたのかと朝済ませるべき事をしながら反省していた。


軽く落ち込みながら……
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