美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!
 「言いたい事は、それだけか……!!?」

 ユイは目に前髪の影を作ったまま、小さく…小さく…
 小さく、しかし、強く言い放ちました。


 「なっ、なんだと…!? ユイ、お前は何を――



 「イグニィースッ!!」
 ユイは掌を天にかざします!
 「来ぉい!!」


――!!!
 

 と、曇天の闇夜が赤らみました! 


 「雲の上に何かいる!」
 Lは東の空を指差します。
 「馬鹿でかいぞ!!」
 

 上空高く張った厚い厚い雲は止め処なくその赤さを増してゆき、それがついに臨界に達すると、一挙に溶け出して、雨として地上を濡らしました!
 

 雲を払って現れたのは――!
 
 「あれは!!」
 そうです、あのバビロニアの夢に出た巨大な『炎竜』が群雲の封印を溶解させ、その威容を現したのです!
 
 
 もはや熱湯のシャワーなど、誰も気に留めませんでした。彼等は食い入るように、空から現れた強大な『炎竜』を凝視していました!
 
 「一体どこから…! いえ、“どんな感情”が!?」
 
 そうです!
 どんな感情が入力されたというのでしょう!?

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