美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!
 「どちらにしても…ダメだ……」
 と課長は言いました。

 「なんでです!?」
 と、Lは真っ先に喰い付きます。

 「実際が何℃かは分からないし、体積は凄まじい」
 課長の概算は、奇遇にも、このとき南竜一のそれと同じでした。
 「じゃあ!!」

 「が、熱量が足りない」

 そう。課長のその台詞と同じ認識を、南竜一も持ったのでした。




 「表面温度、6000℃…」 南竜一は無数の雷竜モドキを御して、敢えてユイが最大パワーを充填する時間を与えていたのでした…!

 「1年の2分野でやるんだっけ? 太陽も表面温度は6000℃だったね」
 彼は微笑みました。
 
 彼は確信を得ていたのです。
 
 確かに、『炎竜』の再誕とその魁偉は賞賛に値する。確かに、3大感情に、『愛』やらを加えたEPD能力……そのエネルギーは無限かもしれない。その点は、誤りを認めよう。ユイちゃん、君の言う通りだった。

 けれど……

 “感情エネルギーの全てを現実世界に映写できるわけではない!”
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