初恋のキミへ。
海とビキニとナンパ
8月3日。海日和。
あれからずっと未波は俺の家に泊まっている。
新婚気分を味わっているみたいで嬉しく思う。
そして今日はタケ達と海にきている。
「人多いな。」
駐車場に着いて車から降りると、あまりの人の多さにびっくりした。
タケもきっとそうだったんだろう。
「でも晴れてよかったよね!未波!着替えてこよっ」
「うん!じゃあ、元輝、タケくん、着替えたら海のいえの前で待ち合わせね?」
「了解っ」
俺が答える前にタケが答え、楽しそうに桃花ちゃんと着替えに行った。
「水着姿、緊張すんな〜」
「エロオトコ」
「なんだよ!モトだって未波ちゃんの水着姿初めてだろ?
似合ってるだろーな」
さも想像してるかのような顔をするタケに蹴りをお見舞いした。
「想像すんな!桃花ちゃんに言うぞ」
「想像してねぇよ!桃花も絶対似合ってるはずだし」
「はいはい。着替えていくぞ」
俺たちは水着姿になり、海のいえの前に来た。